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日本 中国下し連覇/アジア杯サッカー
日本 中国下し連覇
アジア杯サッカー
【北京=小寺松雄】サッカーの第十三回アジア・カップの決勝が七日、当地の工人体育館で行われ、日本が3―1で中国を破り、一九九二年大会、二〇〇〇年大会に続く、二大会連続三度目のアジアチャンピオンとなりました。
前半22分、福西(磐田)のシュートで先制した日本は、1―1で迎えた後半20分に中田浩(鹿島)が勝ち越しゴールを決め、終了間際に玉田(柏)が決定的な3点目を加えました。
中国側応援席からおめでとう合唱も
試合終了のホイッスルが鳴ったときには、中国側スタンドから「残念」の思いを込めたうちわが飛び交いましたが、表彰式が始まるころには「クンシー(おめでとう)」の合唱の大歓声も起こりました。
日本への「ブーイング戦争」が問題になった大会でしたが、決勝戦の決戦が終わってみると、やはりそこには国境を越えたスポーツの交流がありました。
会場の電光掲示板には、「礼を持って客人に対そう」「文明的なサッカーファンになろう」という呼びかけが何度も映し出されていました。中国当局も警備に力を入れ、混乱もなく終わったのはやはりスポーツの持つ力といえます。日本の応援席にいた「母が日本人」と言うルンツェ清さん(29)は「今日の試合での中国のブーイングも、スポーツの範囲内のことで安心して見ていられました」と日本の勝利を喜んでいました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-08-08/01_04.html

2 Comments:
サッカー・アジアカップが
提起したもの
七日終了したサッカー・アジアカップは、一部の中国人サポーターが、選手にもサポーターにももっとも求められるスポーツ精神に反する行為をおこなったことなどから、大きな議論をよびました。
日本チームが予選リーグと準々決勝をたたかった重慶では、中国人サポーターが日本のサポーターにたいして物を投げたり、罵声(ばせい)を浴びせました。北京での日本対中国の決勝戦を前にして、中国政府は「一部ファンの行き過ぎた行為はスポーツ精神に反しており、賛成しない」(中国外務省孔泉報道官)と非難し、トラブル防止のための措置をとりました。
しかしそうしたなかでも、一部の中国人サポーターは決勝戦の終了後、道路を封鎖したり、日本公使の車のガラスを割る、日本チームのバスを取り囲み、物を投げるなどの騒ぎを引き起こしました。これらは、スポーツ愛好者だけでなく、日中両国国民の友好の気持ちを傷つける、あってはならない行為です。
スポーツの試合は、選手が、日ごろ鍛えた能力とフェアプレー精神を発揮して全力でたたかい、終われば選手とサポーターが敵味方なくたたえあうところにすばらしさがあります。スポーツはこういう特徴をもつゆえに、国際交流を通して、各国国民の相互理解と友好を強め、さらには世界平和に貢献することができるのです。スポーツへの政治の介入がいましめられるのもそのためです。
一部の中国人サポーターの行為が、日本軍国主義の中国への侵略戦争や占領支配という日中間の歴史問題への感情をあらわしたり反映したものだとしても、それは解決方法のはきちがえであり、間違ったことです。歴史問題は、スポーツの場ではなく、政治の場で解決されるべき課題です。こういう形での発現は、日中両国国民間に不信をつくり、増大させ、問題解決の妨害になるだけです。
もちろん日中間の歴史問題については、それとして解決する必要があります。日本は過去の侵略戦争についてきびしく反省すべきですし、小泉首相の靖国神社参拝など、歴史問題の解決に反する行動をとるべきではありません。日中両国があらゆる問題を平和的な話し合いで解決することこそ大切です。
二〇〇八年には北京でオリンピックが開かれます。その成功のためにも、スポーツ精神を社会のなかに定着させるという、中国社会全体がのりこえるべき課題が提起されているといえます。(利)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-08-10/02_03.html
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